治療と症状の流れ|うつの知識を身につけよう【うつ病になってしまう主な原因】

治療と症状の流れ

男性

休息と服用が重要

うつ病の治療は、抗うつ剤を用いた薬物療法を中心に、精神療法を併せて行っていくのが一般的です。医師はカウンセリングで患者に合うと考えられる薬を処方しますので、しっかりと休養を取りながら服用を開始します。副作用の強い薬も少なくないため、始めの6〜12週は吐き気や眠気、めまいなどの症状に悩まされるかもしれません。あまりにも不快な症状が治まらないようであれば、薬を替えてもらいます。多くの人は4〜9ヶ月で状態が良くなっていき、回復期に入ります。すっかり治ったと感じがちですが、自己判断で服用を止めると、症状がぶり返して元通りになってしまうので注意が必要です。しっかりと服用と通院を続けてください。1年を経過したくらいの頃には回復期が終わり、人とのコミュニケーションも楽になってくることが多いです。認知行動療法を行いつつ、うつ病を発症しやすい思考パターンを修正していき、職場や普段の生活に戻れるよう準備していきます。ただし、まだまだ油断は禁物の時期です。職場復帰ができて回復期が終わっても後1〜2年は服用を続けます。この時期を再発予防期と呼んでいます。再発させないために発症原因を自分なりに考え、また同じ状況に陥らないように心がけることが大切です。うつ病には十分な休息が必要だとされています。仕事をしている人は1年くらい休みたいところです。会社に休職制度が用意されているか確認するといいでしょう。この病は一晩熟睡したからすっきりして治る、というような病気ではありません。心の風邪と表現されることがありますが、治るまでに風邪よりもずっと長い期間を要します。良くなったかと思えば翌日にはまた不調を感じる、という状態が続くのが一般的です。ですから、症状に一喜一憂するのではなく、長い視野を持って治療に当たるのが望ましいです。そして抗うつ剤は効き目がゆっくりで、効果を感じるのは早い人で2週間ほどです。苦しい症状から抜け出せるのは、3ヶ月くらいといわれています。これはうつ病の原因がいまだにはっきりとしていないためです。確かに抗うつ剤の有効性については認められているものの、明確な原因に直接アプローチできる薬ではないために即効性が期待できないのです。ただ、脳内の神経伝達物質にアプローチする抗うつ剤によって、症状が改善に向かうことは確かです。必ず医師や薬剤師の指示通りに服用を続けてください。良くなったと医師も認めたときでも急に服用を止めることはありません。徐々に薬を減らし、体を慣らしていきます。

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